診療時間
午前 09:00~12:00
午後 15:00~18:00

第1・3・5土曜日:午前中のみ診療(胃カメラも午前中のみ)
内視鏡検査 平日13時~15時
休診日 日曜・祝日・第2・4土曜日

胃・大腸カメラについて詳しく
さい内科・消化器内科クリニックは兵庫県三木市にある内科・消化器内科クリニックです。胃カメラ・大腸カメラなど内視鏡専門医による苦痛の少ない検査を実施。高血圧や糖尿病、生活習慣病まで幅広く診察します。

胃潰瘍

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胃潰瘍とは

胃潰瘍とは、胃の内壁に傷ができ、粘膜がただれる状態を指します。
胃の中は強酸性で、通常は胃壁が粘液で保護されていますが、何らかの原因で粘液の防御機能が弱まり、酸が胃壁を傷つけて潰瘍が生じます。
胃潰瘍は主に中高年層に多いですが、生活習慣の変化により若年層でも増加しています。
適切な治療を行わないと再発しやすく、胃穿孔(胃壁に穴が開くこと)や出血などの重篤な合併症を引き起こすことがあるため、早期の診断と治療が重要です。

さい内科・消化器内科クリニックは兵庫県三木市にある内科・消化器内科クリニックです。胃カメラ・大腸カメラなど内視鏡専門医による苦痛の少ない検査を実施。高血圧や糖尿病、生活習慣病まで幅広く診察します。

胃潰瘍の原因

  • ヘリコバクター・ピロリ菌感染ピロリ菌は胃の粘膜を弱め、酸によるダメージを受けやすくし、潰瘍を引き起こすことがあります。特に、日本ではピロリ菌感染による胃潰瘍の割合が高く、除菌治療が予防と治療に効果的とされています。
  • 非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)の使用:鎮痛剤や解熱剤として使用されることが多いNSAIDsは、長期間使用すると胃の粘膜にダメージを与え、潰瘍を引き起こすことがあります。
  • 不規則な食生活や喫煙・飲酒:食事の時間や量が不規則であったり、脂肪分やアルコール、ニコチンを多く摂取すると胃の防御機能が低下し、潰瘍を発症しやすくなります。
  • ストレス:日常生活のストレスや緊張は、胃酸の分泌を過剰にし、胃粘膜を損傷させやすくします。

これらの原因が単独または複合的に作用し、胃潰瘍の形成に繋がると考えられています。

胃潰瘍の症状

  • 腹部の痛みや不快感:胃の上部に鈍い痛みや不快感が生じ、空腹時や夜間に強くなる傾向があります。
  • 吐き気や嘔吐食事の後や早朝に吐き気を感じることがあり、進行すると嘔吐することもあります。
  • 胸焼けや酸の逆流:胃酸が食道に逆流し、胸焼けや口内に酸味を感じることがあります。
  • 食欲不振と体重減少痛みや不快感のため食欲が低下し、体重が減少する場合もあります。
  • 黒色便(タール便)出血が生じた場合、血液が消化され黒い便として排泄されることがあり、これが確認された場合は緊急の対応が必要です。

これらの症状が見られる場合は、早めに当院までご相談ください。

胃潰瘍の予防

  • ヘリコバクター・ピロリ菌の除菌:ピロリ菌が感染している場合は、除菌治療を行うことで胃潰瘍の発症や再発のリスクが低減されます。
  • 非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)の使用に注意:非ステロイド性抗炎症薬を長期間使用する必要がある場合は、胃粘膜保護剤などを併用し、医師に相談することが推奨されます。
  • バランスの良い食事:消化の良い食品や温かい食事を摂り、脂肪分や刺激物の多い食事を控えることが推奨されます。
  • 飲酒・喫煙:飲酒や喫煙は胃の粘膜を傷つける原因となるため、適量を守り、できるだけ控えることが予防につながります。
  • ストレス管理:適度な運動やリラクゼーション法を取り入れることで、ストレスを軽減し、胃潰瘍の予防につながります。

予防を心がけることで、胃の健康を維持し、潰瘍の発症リスクを減らすことが可能です。

胃潰瘍の治療

  • プロトンポンプ阻害薬(PPI):胃酸の分泌を抑える薬で、潰瘍の改善に効果的です。症状が軽減し、胃粘膜の修復を助ける役割を果たします。
  • ヒスタミンH2受容体拮抗薬:胃酸の分泌を抑制し、痛みの軽減と潰瘍の治癒を促進します。
  • 抗生物質によるピロリ菌除菌療法:ピロリ菌感染が原因である場合、抗生物質による除菌治療を行い、再発防止を目指します。
  • 粘膜保護薬:胃の粘膜を保護し、潰瘍の治癒を促進するための薬です。
  • 内視鏡治療出血や穿孔が発生した場合は、内視鏡を用いて出血を止めたり、胃壁の修復を行う治療が行われます。

治療により症状が改善しても、生活習慣を見直し、再発予防を心がけることが大切です。

最近の傾向と今後の動向

近年、ピロリ菌の除菌治療の普及に伴い、ピロリ菌が原因の胃潰瘍の発生率は低下しています。
一方、非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)の使用による胃潰瘍の増加が懸念されており、高齢者や慢性疾患患者の間で特に注意が必要とされています。
また、ストレスや不規則な生活による胃潰瘍の若年層での増加も報告されており、予防や早期発見が重要視されています。
今後の治療技術の進展により、内視鏡治療の安全性や効果の向上が期待されます。
また、ピロリ菌除菌のさらなる普及や、胃粘膜を保護する新たな薬剤の開発も進んでおり、患者に合わせた個別化医療が今後の課題とされています。

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