診療時間
午前 09:00~12:00
午後 15:00~18:00

第1・3・5土曜日:午前中のみ診療(胃カメラも午前中のみ)
内視鏡検査 平日13時~15時
休診日 日曜・祝日・第2・4土曜日

胃・大腸カメラについて詳しく
さい内科・消化器内科クリニックは兵庫県三木市にある内科・消化器内科クリニックです。胃カメラ・大腸カメラなど内視鏡専門医による苦痛の少ない検査を実施。高血圧や糖尿病、生活習慣病まで幅広く診察します。

咽頭がん

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咽頭がん

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咽頭がんとは

咽頭がんは、のどの奥(咽頭)に発生する悪性腫瘍で、咽頭の上部、中部、下部に分けて発症する部位によって分類されます。
日本では比較的少ないがんの一種ですが、年々増加傾向にあり、特に喫煙者や飲酒者に多く見られます。
また、ヒトパピローマウイルス(HPV)との関連が指摘されており、最近の研究ではHPVによる感染がリスク要因とされています。
初期には自覚症状が少ないため、早期発見が難しく、進行してから診断されるケースが多いです。

さい内科・消化器内科クリニックは兵庫県三木市にある内科・消化器内科クリニックです。胃カメラ・大腸カメラなど内視鏡専門医による苦痛の少ない検査を実施。高血圧や糖尿病、生活習慣病まで幅広く診察します。

咽頭がんの原因

  • 飲酒・喫煙:強いアルコールを飲むことが習慣化していると、咽頭粘膜が刺激され、がん発症リスクが上がります。また、タバコに含まれる有害物質が咽頭に長期的なダメージを与え、がんのリスクを増加させます。
  • HPV(ヒトパピローマウイルス)感染:HPVの感染が咽頭がんの原因とされ、特に中咽頭がんに関連性が高いとされています。性行為によって感染することが多いウイルスです。
  • 食生活や栄養不足:ビタミン不足や抗酸化物質の不足は、がんリスクを高める可能性があります。
  • 遺伝的要因:家族にがん患者がいる場合、遺伝的にがんリスクが高くなることがあります。

これらの原因を避ける生活習慣の改善が、咽頭がん予防に役立ちます。

咽頭がんの症状

  • のどの痛みや違和感:特にものを飲み込むときに痛みが増すことがあります。
  • 耳の痛み:がんが進行すると、耳にまで痛みが広がることがあります。
  • 声のかすれ:声帯に近い場合、声がかすれたり、しゃがれた声になることがあります。
  • 嚥下困難:食べ物がのどを通りにくくなり、固形物や水分の摂取が困難になることがあります。
  • 首のしこり:がんがリンパ節に転移すると、首のしこりとして感じられることがあります。
  • 体重減少や疲労:咽頭がんの進行に伴い、食事摂取が困難になることで、急激な体重減少や倦怠感が見られることがあります。

これらの症状が継続する場合は、早めに当院までご相談ください。

咽頭がんの予防

  • 飲酒・喫煙:アルコールは咽頭粘膜に刺激を与えるため、飲酒量を適切に管理することが重要です。また、喫煙は咽頭がんの最も大きなリスク要因のため禁煙により、リスクを大幅に減少させることが可能です。
  • HPVワクチンの接種:HPV(ヒトパピローマウイルス)による感染を予防するため、ワクチン接種が有効です。
  • 栄養バランスの取れた食事:抗酸化物質を豊富に含む野菜や果物を摂取し、ビタミン不足を防ぎます。
  • 定期的な健康診断:症状が出る前に早期発見するため、定期的にのどの検査を行うことが推奨されます。

生活習慣を整えることで、咽頭がんの予防に役立てることができます。

咽頭がんの治療

  • 放射線治療:咽頭がんでは、放射線治療が比較的高い効果を発揮することが多く、初期のがんには単独で行われることもあります。
  • 化学療法:抗がん剤を使ってがん細胞を抑える治療です。放射線治療と併用されることが多く、進行したがんや転移が見られる場合に行われます。
  • 外科手術:がんが進行している場合や他の治療法で効果が得られない場合、腫瘍の切除手術が検討されます。特に声帯近くに発生するがんの場合、声帯温存を考慮した手術が行われることもあります。
  • 緩和ケア:進行がんの場合は、症状の緩和や生活の質を維持するための緩和ケアが行われます。痛みの管理や嚥下のサポートが中心となります。

治療方法は医師と相談しながら、個々の状況に合わせて最適な治療を受けることが大切です。

最近の傾向と今後の動向

近年、HPV感染による咽頭がんが増加傾向にあり、予防としてHPVワクチンの重要性が高まっています。
また、治療においては、放射線治療や化学療法の効果が進歩し、副作用を抑えつつも高い効果が得られる方法が開発されています。
免疫療法も咽頭がん治療の新しい選択肢として注目されており、臨床研究が進められています。
今後は、早期診断技術の向上や治療方法の多様化が期待されており、特にHPV関連の咽頭がんに対する予防や治療が強化されることで、患者さんのQOLの向上や治療成績の改善が期待されます。

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